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【揺花草子。】<その1940:思わぬ展開。> [自動転送]

 【揺花草子。】<その1940:思わぬ展開。>

 Bさん「今日はフォントの話をするよ。」

 Aさん「フォント・・・。

     なかなかにマニアックになりそうな雰囲気だね・・・。」

 Bさん「あのね、Windows 派の阿部さんにはあんまり馴染みがないかも知れないけど、

     アップルの製品で使われるフォントには都市の名前がついてるのが

     結構な数あるわけですよ。」

 Aさん「あぁ、うん、ありますねぇ。

     確かにぼくはアップル製品はあんまり使ってないけどそこらへんは分かるよ。

     『Chicago』とか『New York』とか『Monaco』とかってあるよね。」

 Bさん「そうそう。

     ちょっと前には『Toronto』とか『Athens』とかもあったみたい。

     そして日本語フォントとしてご存知『Osaka』があります。」

 Aさん「うんうん。」

 Cさん「最近だと Apple Watch に使われてるシステムフォントは『San Francisco』

     って名前なんだそうよ。」

 Aさん「へえ、そうなんですね。」

 Bさん「でね、さっき日本語フォントって話をしたけれども、

     多くの欧文フォントは、当然ながら漢字やひらがな・カタカナ、

     いわゆる2バイト文字は表示できないじゃないですか。」

 Aさん「そりゃ、そうだねぇ。」

 Cさん「そして日本語フォントを使っていたとしても、

     同じ2バイト文字でも例えばハングル文字とか繁体字簡体字のような文字は

     やっぱり表示できないわけよね。」

 Aさん「ええ、まぁ。」

 Bさん「無理に表示させようとすると、いわゆる文字化けが発生する。

     意味不明な記号になったり、半角カナになったり、

     白い□になったりするね。」

 Aさん「あぁ、うん、よくある。」

 Cさん「この白い□は俗に『豆腐』とも呼ばれるわよね。」

 Aさん「ええ、はい。」

 Bさん「こう言うのをなんとか避けようと言うことで、

     世界中の全ての文字を内包することを目的とした Unicode と言う統一規格が

     存在するわけです。」

 Aさん「うんうん。」

 Cさん「欧文フォントは ASCII 文字しかサポートしてないことが多いけども、

     日本語フォントなんかはベンダーが開発するものは今やもうほとんど全てが

     Unicode 版なんじゃないかと思うわ。」

 Aさん「うーん、そうかも知れません。」

 Bさん「でね、最初の話に戻るけど、多数の都市名フォントがある中で、

     ご存知 Google さんが開発しているフォントで『Noto』と言うのがあります。」

 Aさん「『Noto』。」

 Cさん「これまたご存知 Adobe さんが開発している

     『源ノ角ゴシック』『源ノ角明朝』をベースとしているんだけれども。」

 Aさん「なるほど・・・」

 Bさん「この『Noto』ってフォント名はさ、やっぱり『能登』だと思うじゃん。」

 Aさん「え、そりゃ、そうだねぇ。」

 Cさん「能登かわいいよ能登って感じよね。」

 Aさん「懐かしいですねそれ!!?」

 Bさん「でも実は、全然違うの。」

 Aさん「違う? 能登とは関係がないってこと?」

 Bさん「『Noto』と言うフォント名の由来は、

     なんと『No more Tofu(豆腐)』の略なんだって。」

 Aさん「そうなの!!?」

 Bさん「『新しい地名フォント来た!!』って

     滾ったぼくの心の火照りを

     どうおさめたら良いか判らない。」

 Aさん「知らんよそんなの。」

 よりによって豆腐。

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「Meisters Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/05/20.html